台風や洪水などの自然災害は、いつ起きるかわかりません。でも事前に住んでいる土地や建物についての知識があれば、いざというときに正しい判断ができます。
①【事前に確認できること】
・ハザードマップ
台風や洪水などの水害の場合、住んでいる土地の地形で、どの程度の被害があるか推測できます。それを地図に落とし込んだのが、地域の自治体が発行しているハザードマップです。川の氾濫や浸水、土砂災害の起こりやすい場所のほか、近隣の避難所の位置も確認できます。多くの自治体がホームページでもハザードマップを公開してます。スマホでスクリーンショットを撮っておくといいですね。
・マンションの場合は避難経路の確認
原則マンションは「二方向避難」ができるようになっています。基本的には玄関から出て、廊下や階段を使って避難しますが、それができない場合はベランダやバルコニーから避難します。いずれかの部屋にベランダかバルコニーに「避難はしご」が備えてあることもあります。部屋にあるか知っておくと、いざというときに安心ですね。
②【雨風が強くなる前にやっておきたい備え】
・窓/網戸
窓は雨風が入ってこないように、しっかり鍵をかけて閉めます。さらに昼間でも、カーテンやブラインドを閉めておきましょう。飛来物などで窓が割れてしまっても、ガラスの破片が飛び散るのを防げます。網戸はストッパーがあればロックし、なければ養生テープなどで固定しておくと、ガタつきや外れてしまう心配がなくなります。
・ベランダ/バルコニー
ベランダやバルコニーに物を置いてある場合には、なるべく室内に入れておきましょう。重さのあるものでも、暴風で飛ばされてしまう危険があります。また、念のために物干し竿もしまっておきましょう。自分の部屋の窓を突き破ってしまうかもしれません。竿が部屋に入れられない場合には、ひもなどで固定しておくといいですよ。
台風は日本から約300kmまで近づくと、気象庁は特別な体制がとられます。もし台風が近づいてきたら、用心のために、もう一度この記事を参考に防災対策を確認してみてくださいね。