転勤や住み替えなどで賃貸アパートを退去する際にはどんな手続きが必要なのかご存知ですか?
今日伝えて明日引っ越しできる・・・?というわけにはいきませんので、今回は意外と知らない賃貸住宅の退去手続きについてご紹介します。
・退去1カ月前までに退去する旨を大家や管理会社へ連絡
賃貸住宅を退去することが決まったらまずは退去する旨と退去日を管理会社や不動産業者に伝えましょう。この時、退去連絡をいつまでにするべきか「賃貸契約書」で確認しましょう。一般的には退去日の1カ月前までに連絡することとなっています。
・退去前日までに行う手続き
①電気、水道、ガス、インターネットなどの解約手続き
前日までに電気や水道、ガスなど各所へ連絡して解約手続きを行います。
電話の他にインターネットで手続きをする方法もあり便利です。家財保険等に加入している場合は解約手続きも忘れずに。
②郵便物の転送届
退去後に元の部屋に郵便物が送られてきた場合、新住所へ転送してもらえるように郵便局に転送届を提出しておきましょう。引っ越しから1年間は新住所へ郵便物を転送してもらえます。
③住民票の転出届
現在住んでいる住所の管轄の役所へ転出届を提出しましょう。
この時にもらえる「転出証明書」は引っ越し先の役所へ転入届を提出する際に必要になります。
④近所へ挨拶
引っ越し当日は荷物の運び出しなどで騒がしくなります。
ご近所の方とお付き合いがあった人はもちろん、そうでなくても両隣や下の階の方などにはご挨拶をしておくのが無難です。
⑤お部屋の掃除
キレイに掃除をして退去したほうが気持ちよく退去できます。
家具を運び出すと、普段掃除できなかった部分が意外と汚れていた、なんてこともあるので事前に少しずつ掃除をしておきましょう。ベランダなどに置いていた私物も忘れないように!
・賃貸の退去時立ち合い手続き
退去時の立ち合いとは、部屋の荷物を全て運び出して何もない状態になった後、大家さんや管理会社と一緒に部屋の状態を確認することです。
これは退去後に部屋の汚れや傷を修繕する際、修繕工事の費用負担責任が貸主側と借主側のどちらにあるのかはっきりさせるために行います。
借主がつけてしまった汚れや傷の修繕費用は借主負担、入居時にはじめからあった汚れや傷、経年劣化による汚れや破損の修繕費用は貸主負担となります。
その後、修繕費用の借主負担分は入居時に支払った敷金で清算され残った敷金は返却されます。
これで一通りの退去手続きが終了です。