寒い日には暖房のきいた部屋でのんびりしたいところですが、実は賃貸物件のそのほとんどが灯油を使う暖房器具の使用を禁止していることはご存知でしょうか?
効率よく部屋を暖めてくれる灯油系暖房器具ですが、その選択肢がなくなったとすると他にどのような方法があるのでしょうか。
今回はそのような賃貸物件にまつわる暖房についてのお話をしていきます。
①灯油系暖房は使用不可?その理由を解説
先にもご説明しましたが、鹿沼市内の賃貸物件のほとんどは石油ストーブやファンヒーターなどの灯油を燃料とする暖房器具の使用を禁止しています。その理由は転倒や延焼による火災のリスクが高く、また不完全燃焼による一酸化炭素中毒などの危険を伴うため。なお、灯油系暖房使用禁止については、その物件の契約書に記載されているかどうかで判断できます。
②賃貸物件でも使用できる暖房器具
灯油系が使えないとすると、残る選択肢は電気またはガスを使った暖房器具ということになりますが、ガスを使うものは専用のガス栓がないと設置できないものが大半です。賃貸物件に後付工事をするのも現実的ではないので、電気で可動するものが実質の選択肢になりますね。
では、実際に賃貸物件でも使えるおすすめの暖房器具をご紹介します!
・エアコン
賃貸物件でエアコンは基本設備の定番。
常設のものをそのまま使えるので、新たに買う必要がないのが一番のメリットです。また、エアコンは部屋全体を効率的に温めてくれますし、細かく温度調節ができるため使い勝手もバッチリ!
もちろん冷房も使えるので寒暖にかかわらず活躍してくれますよ。ただし、エアコンは暖房器具の中でも消費電力が多く電気代が高め。乾燥もすごいので加湿器や濡れたタオルを干しておくなどの対策が必要です。
・電気ストーブ
電気ストーブにはハロゲンとカーボンと種類がありますが、熱を発生させる能力はカーボンのほうが高いそう。ただし、そのぶん電気代も高くなるそうなので注意。また、電気ストーブはお部屋全体を暖めることが苦手。デスク、ソファ、キッチンなど使う場所が変わる場合は適宜動かさないといけないという問題もあり。しかし本体の値段が安いのですぐに導入できるのはとても大きなメリットです。
・ホットカーペット
電気で暖まるホットカーペットも冬場にはうれしい暖房器具です。電気代も安く済むため経済的でもありますが、足元しか暖まらないためほかの暖房器具と合わせて使うのがおすすめ。
・こたつ
お部屋の広さに余裕があるのであれば、こたつは有力な選択肢です。発熱部分を机とこたつ布団で覆っているため、電気代も安くすみます。
すぐに暖かい空気が出て便利な灯油系暖房器具ですが、使用禁止の物件では契約時書類にその旨がちゃんと記載されていますのでぜひチェックしてみてください。これからは日々寒さが厳しくなる季節が近づいてきますので、暖房対策をご検討ください。