不動産投資を検討している方のなかには、住宅ローンがまだ残っている方もいるでしょう。
その場合、住宅ローンが残っている不動産を貸すことはできるのか、疑問に思っている方も多いと思います。
この記事では、住宅ローンが残っている不動産を貸すことができるのか、切り替え手続きや注意点についてご紹介します。
住宅ローンが残っている不動産を貸すことはできるのか
住宅ローンが残っている不動産を貸すことはできません。
もし、ローンが残っている状態で貸すことになってしまった場合、契約違反となり一括返済を求められることがあるため、切り替え手続きが必要です。
そのため、賃貸用ローンに切り替えれば、貸すことができるようになります。
また、転勤や賃貸部分が50%未満の場合など、条件次第では切り替え不要で貸し出しが認められるケースもあります。
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住宅ローンが残っている不動産を貸すための切り替え手続き
まず、民間金融機関の住宅ローンの場合です。
賃貸部分が50%未満の場合は、住宅ローンのみで賃貸利用も可能です。
しかし、自宅部分が100%で融資を受けていた場合、賃貸部分には賃貸用ローンに切り替える必要があります。
一方、住宅金融支援機構の住宅ローンの場合、民間金融機関の住宅ローンへ切り替えなければなりません。
ほとんどの場合、金融機関と比べ住宅支援機構のほうが金利が低く、民間金融機関の住宅ローンのほうが高金利です。
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住宅ローンが残っている不動産を貸すときの注意点
注意点の1つ目は、金利が上がることです。
住宅ローンから賃貸用ローンに変更すると、金利が上がるため返済総額が増えてしまいます。
2つ目は、住宅ローン控除が適用されないことです。
賃貸用ローンに変更すると、住宅ローン控除の適用外となってしまいます。
しかし、転勤などの理由で一時的に貸し出す場合、再度入居後に再開が可能です。
3つ目は、空室リスクへの対策です。
ローン返済中に家を貸す場合、空室リスクへの対策が必要になります。
空室リスクを回避するために、プロである管理会社に入居者の募集や管理を委託するのも良いでしょう。
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まとめ
住宅ローンが残っている不動産は貸せませんが、賃貸用ローンに切り替えることで貸せるようになります。
しかし、切り替え手続きは民間金融機関と住宅金融支援機構で異なるため、注意してください。
また、住宅ローンが残っている場合は、上記でご紹介した注意点に気を付けるようにしましょう。
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