事情があり持ち家などのローンが払えなくなってしまったとき、債権者の同意があれば任意売却によって不動産を売却できます。
任意売却には6つの方法がありますが、多く採用されるのが「単純売却」なので、任意売却を検討しているなら仕組みやメリットは知っておきたいところです。
今回は、単純売却の概要や利用するメリット、注意点を解説します。
任意売却手法のひとつ「単純売却」の概要とは
融資を受けて購入した不動産には債権者（銀行など）の抵当権がつけられており、もし返済が滞ると債権者は不動産を差し押さえ、裁判所の管理のもと競売にかけられます。
競売では相場よりも安い金額で売却されることが多く、売却後も債務が多く残るので引き続き返済の負担が大きいという問題点があります。
不動産の所有者（債務者）の救済措置ともいえるのが任意売却であり、利用すると債権者の合意のもとローンが残っていても不動産の売却が可能です。
任意売却手法のひとつである単純売却とは、ローンの借入残高が不動産の売却価格より多い場合でも不動産を売却できる制度です。
売却の流れは通常の不動産売買に近く、売却の告知を出して購入者が見つかったら家を引き渡し、売却代金で債務の清算をします。
▼弊社が選ばれている理由はスタッフにあります
スタッフ一覧
単純売却を利用するメリットとは
単純売却の大きなメリットは、一般の不動産市場で売却することにより売却額が高額になりやすい点です。
不動産を高額で売却できれば残債を減らせるため、債務者である所有者の負担も軽くなります。
また、競売の1.5倍程度の金額で売却できるケースもあり、債務を多く回収できる点は債権者にとってもメリットといえるでしょう。
一方で、単純売却をおこなうことで不動産の所有権は購入者に移転するため、元の所有者が住み続けることはできません。
それにより引っ越しなどをおこなう必要があり、ある程度の出費が伴う点はデメリットといえます。
▼弊社が選ばれている理由はスタッフにあります
スタッフ一覧
単純売却を利用する際の注意点とは
単純売却での売却先は一般の消費者なので、内見から売却価格の交渉、契約などを経て残債の清算まで時間がかかってしまう点は注意が必要です。
また、そもそも買い手が見つかるまで時間がかかることも多く、売却期間はゆとりをもって見ておきたいところです。
早く買い手を見つけるためにも、部屋をきれいにするなど家のコンディションを整えておくことは重要で、内見で好印象をもってもらえればその後の交渉へも進めやすくなります。
また、家の状態が良いほど高額で売れやすくなるため、結果として債務を減らすことにつながります。
▼弊社が選ばれている理由はスタッフにあります
スタッフ一覧
まとめ
任意売却のなかでも単純売却は不動産を高額で売れることが期待でき、ローン残高の返済負担が小さくなる点がメリットです。
売却に時間がかかったり転居の出費がかかったりする点はデメリットですが、競売にかけられ大きな残債を抱えてしまう前に検討すべき選択肢といえるでしょう。
鹿沼市を中心とした不動産のことならなんでも株式会社エスケーホーム にご相談ください！！
お客様のお悩みに真摯にお応えいたしますので、ぜひお問い合わせください。
