賃貸に引っ越ししたら、近隣に挨拶するのが一般的です。
引っ越しの挨拶回りをしておくと、近隣住民の雰囲気を感じられたり、交流を持ちやすくなったりします。
また、騒音やごみ出しなどでトラブルが生じたときに、事前に挨拶をして顔見知りになっておくと、寛大な対応をしてもらえる可能性もあります。状況別の挨拶のパターンを確認しましょう。

【パターン別】引っ越し時の挨拶の必要性
・小さな子どもがいるファミリーの場合
小さな子どもがいる家庭では、足音をはじめとする騒音問題が懸念されるため、引っ越しの挨拶をしておくのがおすすめです。
事前にご近所さんに小さな子どもがいることを伝えておくと、多少子どもの大きな足音や泣き声があっても、トラブルに発展しにくくなります。
特に集合住宅の場合は音が響きやすくなるため、両隣や上下階に挨拶しておくとトラブル回避につながりやすくなります。
・一人暮らしの場合
一人暮らしの場合は、引っ越しの挨拶回りをしない方も多いです。
挨拶をしない理由は、防犯上一人暮らしであることを伝えたくないと考える方が多いからです。
しかし、同性が多い場所に引っ越した場合は、挨拶をきっかけとして交流につながるケースもあるでしょう。初めて一人暮らしをおこなう際は、両親とともに挨拶回りをすると安心です。
【引っ越しの挨拶をするときのマナー】
引っ越しの挨拶をするときのマナーをご紹介します。
・両隣と上下階は必須
集合住宅の場合は、両隣と上下階に挨拶をしましょう。
両隣は顔を合わせる機会も多いため、引っ越しをしたら早めに挨拶へ行くのがおすすめです。
上下階の住人とは会う機会が少ないものの、足音をはじめとする生活音が響きやすいため、挨拶しておくと大きなトラブルに発展しにくくなるでしょう。
一戸建ての場合は両隣と向かいの3軒、真後ろの一戸建ての6軒に挨拶するのがおすすめです。
さまざまな面でお世話になると考えられるため、引っ越しの挨拶をおこなうと印象も良くなります。
・手土産は必要?
挨拶のときに渡す手土産は必須ではありませんが、用意しておくと好印象です。
初対面の相手に高額な商品を渡すと気を遣わせてしまうため、500円から1,000円ほどの手土産で構いません。具体的には、少し高級なティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品がおすすめです。
食べ物に関しては好みもありますし、挨拶に行く前はどんな人が住んでいるかわからないので、避けておくべきです。また手土産には外のしを付けて表書きには「御挨拶」、下に「苗字」を書いておきましょう。
・挨拶時の服装は?
引っ越しの挨拶をするときはジャージやスウェットなど、カジュアルすぎる服装は避けましょう。
初対面の相手が極端にカジュアルな服装だと、不信感を抱く要因にもなりかねません。
そのため身だしなみに気を遣って、清潔感のある服装で挨拶するのがおすすめです。
・挨拶のタイミングは?
引っ越しの挨拶は、できる限り入居当日に済ませます。
引っ越し作業で当日中に挨拶できない場合は、2~3日以内にはおこないましょう。
挨拶に伺う時間帯はご飯時を避け、日中の明るいうちに行くのがマナーです。
【まとめ】
賃貸に引っ越しをしたら、近隣住民に挨拶をおこないましょう。
挨拶に行くことは、近隣住民の雰囲気を知れたり、交流のきっかけとなったりします。
また相手の印象を良くするためにも、マナーを守りながら挨拶回りをしましょう。